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業界別対策記事

IT編

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日系企業で就活生からの人気が高く今後の動向も安定していると予測されるIT業界。
今回は、IT業界から内定を獲得した22卒青学生3名の方へのインタビューを記事にしました。
ITを志望した理由・選考のポイントなどを聞いてみたので、志望している方の参考になれば幸いです。

本記事の構成

​IT業界とは

​IT業界の動向

​IT業界 求める人物

​IT内定者インタビュー

​ー志望動機

ー見ていた業種

ーこれから挑戦したいこと

ー選考のポイント

​ー就活生へのアドバイス

​ IT業界とは

アンカー 1

SIerや通信、ベンチャーから大手までと様々な企業が名を連ねるIT業界。文系でもITを志望する人が増えてきたり、今後ますます動向が気になる業界の一つですね。
インタビューへと進む前に、まずはIT業界を正しく理解しましょう!

まずIT業界は以下の5つに分類されます。

​① インターネット・Web業界

インターネット・Web業界とは、インターネットを利用したサービスやインターネット上でサービスを提供する業界。
インターネット・Web業界は、企業向けにサービスを行う「BtoB」企業と、個人(消費者)向けにサービスを提供する「BtoC」企業に大きく分かれているのが特徴。

企業例:楽天・ヤフー・アマゾン・LINE・Google

​② 通信業界

通信業界とは、電話・インターネット・光ファイバー・無線などの通信インフラを扱う業界。
通信業界には、固定電話やパソコンの通信サービスを行う「固定通信」、携帯電話やスマートフォン、PHSなどのモバイル通信サービスを行う「移動体通信」、インターネット接続サービスを提供する「ISP(インターネットサービスプロバイダー)」などがある。

​企業例:NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク

​③ 情報処理サービス業(SI)

情報処理サービス業界とは、広くIT戦略の立案に始まり、「設計・運用・保守・管理」を一括して行う情報通信業界のことであり、別名でシステムインテグレーター(SI)と呼ばれる。(〜する人という意味でerをつけてSIerとも呼ばれています)。
ITの力を用いて、顧客の業務上の問題を解決する役割を担う仕事がメイン。

(課題解決という面でコンサルタントに通じるところがある)
※SE(システムエンジニア)との違い
SI自体は企業のサービスを指しており、SEの方はシステム開発を行う職種を意味する

​企業例:NTTデータ・IBM・富士通・アクセンチュア

​④ソフトウェア業界

ソフトウェア業界とは、OSの開発や運用などの業務を担っている業界。
※OS(Operating System)はパソコンやスマートフォンのなどを動かす基本ソフトの事を意味する。

​企業例:日本オラクル・マイクロソフト・サイボウズ

​⑤ハードウェア業界

ハードウェア業界とは、パソコンやタブレットに始まり家電やゲームなどのデバイスの開発・販売を主とする業界。
ハードウェア業界の特徴は、その扱う商品の幅広さ。パソコンから始まりゲームや家電など企業によって扱う商品・強みが特に異なって映る業種。

​企業例:日立製作所・富士通・NEC・東芝・SONY

​ IT業界の動向

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IT業界を志望する就活生にとって、今後もIT業界の将来性があるのかは気になるポイントですよね。ここでは、さまざまな視点からIT業界の将来性について解説していきます。

Topic

・大企業が名を連ねる

​・最先端技術

​・プログラミング学習の必須化

世界の大企業の上位はIT企業
時価総額が高いということは、業績が良いだけでなく、これからの成長を期待されているから。また、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、業績が落ち込む業界もある一方で、IT業界はテレワークなどのデジタル化の追い風を受けているため、今後も成長していくことも考えられます。

最先端技術に注目が集まっている
近年注目を浴びている先端IT技術は数多く挙げられますが、経済産業省の実施したIT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果によると、今後大きな影響を与えると認識されている技術として「ビッグデータ」「IoT」「人工知能」の3つを挙げています。
またこれらの市場規模についても「大幅に拡大されるだろう」という見方が強くなっています。

2020年度から小学校のプログラミング学習が必須化
文部科学省は、情報活用能力を言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と 位置付け、小学校プログラミング教育の必修化・小・中・高等学校を通じてプログラミング教育を充実を図ることとしています。プログラミング技術の習得を目的としたものではないですが、将来どの職に就くとしても、コンピュータの活用が極めて重要としており、中学校・高等学校においても順次必須化される流れとなっています。

アンカー 3

​求める人物像

チャレンジすることに前向きな人
今の最新技術を見てもわかるように、IT業界は常に新しい技術やサービスが日進月歩生み出されています。身につけた技術やノウハウも、あっという間にレガシーなものへと変わりゆくくらいスピード感のある業界です。そのため、新しいものや技術に興味があって積極的に取り入れようとする方はこの業界に向いているといえるでしょう。

柔軟性・忍耐力のある人
プログラミング作業では、コーディング・テスト・修正を繰り返すため、地道な作業になります。エラーや急な障害に対応したり、納期に追われたりするため、柔軟性や忍耐力も必要。働き方改革によって残業時間は減少傾向にあるものの、人材供給が追いついていない業界でもあるため、仕事の量も多く、夜遅くまで作業することもあるでしょう。
「かっこよさ」「華やかさ」のイメージがある一方で、コツコツとした地道な作業の繰り返しのため、タフな体力・忍耐力が必要な仕事なのです。

コミュニケーション能力が高い人
IT業界と言えばパソコンに向かって黙々と作業している様子を思い浮かべるかもしれませんが、意外とコミュニケーション能力が重要視されます。
というのも、実際には1人で作業するだけではなく、チーム(プロジェクト)単位で動くのが一般的。特にマネジメントを行う立場となれば、メンバーとのコミュニケーションをとる機会も増えるので、なおさら必要でしょう。

​ IT内定者インタビュー

アンカー 4
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​藤森千菜

​かずな

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​吉野智花

​もっちゃん

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​小林浩輝

​ルーカス

Member

Q1. 

他に見ていた業界とIT業界の志望理由を教えてください。

さっそくですが、皆さんが就活中見ていた業界と、最終的にITを志望された理由を教えてください!

最初からITに惹かれていました!しかし、はっきりとした志望理由があったわけではなく、なんとなく興味をもっていました。それがなぜなのかを言語化するために自己分析をやったという流れです。そこで出た答えとしては、将来成し遂げたいことの手段としてITが1番よかったということです。その私が成し遂げたいこととは「日本企業のビジネスの創出に貢献する、日本経済の復興」です。私は昔から自分の興味のあることに対して頑張ることが好きだったので、勉強も好きでした。しかし、日本にいると勉強好きというのは白い目でみられると感じる面もありました。そこで将来は「みんなのため」になるかつ自分の興味のあるものに対して頑張りたいと思うようになりました。タイにいった際、日本とは違い活気あふれるタイの光景を目にした時、日本もタイのように活性化させたい、日本経済を復興させたいといった思いをもつようになりました。それがITで実現できるのではと考え、自然とIT業界を志望していました。

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​かずな

わたしは8割IT、2割物流・倉庫など見ていました!まず全体に共通していたのはインフラ領域に携わりたいということですね。その中でも特に、生活の中心にITを用いることで人々の利便性を向上させたい想いがありました。余談なんですけど、母親が結構破天荒でそれを見ていたので安定志向というのが自然と根付いていました(笑)そこから、絶対になくならないインフラを中心に据えるようになっていましたね。その中で、物流業界は物がある限り存在する社会インフラなのに対し、労働集約型で今後も人手不足が深刻化していく業界だと社会全体を見て思ったんです。人々が「便利さ」を求める姿勢は今後も増していくと予想されるならば、供給が間に合わない状態を解決するためにITが有効だと思いました!そこで第一志望にIT×インフラを決めました!

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​もっちゃん

僕は7割IT、3割その他(ベンチャー系)で見てました!そもそも就活を一つの手段として捉えていたんですよ。最終的に僕は完璧を目指したい!と思っていたのでその都度やりたいことが出てきた時に対応できる環境でありたいと思いました。一つの会社でずっと働くのは時間がもったいない気がするし、仕事だけやるのはつまらないじゃないですか(笑)その中でIT業界は副業がOKなところが多かったりするので志望していましたね。また、自分は起業したり長期インターンを経験したりしていたので、開発やコーディングといったある程度の知識はもともと持っていました。ただ、IT業界はこのような知識だけでは通用しなく、チームで働く姿勢があることに気づかされました。チームマネジメントや取引先のお客様とのコミュニケーションなど、自分が学べることはまだまだたくさんあると思ったのがITを志望する理由になっていきましたね。

ありがとうございました!

みなさん将来的なことをしっかり考えられていたんですね!

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​ルーカス

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Q2. 

​ITの中でも志望する業種は?

IT業界といっても、SIer、ハード、ソフト、通信などあるかと思います。
皆さんは何を志望していたんですか?

私はソフトウェアとSIerを中心に見ていました!理由としては自分の成し遂げたいことである「日本企業のビジネス創出」に対し、あらゆる企業に対しシステムやパッケージを売ることが手段になると思ったからです。また、企業の「生産性をあげたい」「効率をあげたい」などといった課題解決に向けてはSIerが適していると思いました。

​かずな

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私はSIerを志望していました!その中でも特にユーザー系を見ていましたね。私はITを駆使して人々の生活の利便性向上を目指したいと思っていたので、ユーザー目線に立って考えられるユーザー系が一番しっくりきたんです。またひとつの軸であった「安定」というものに独立系とかだと不安を覚えたというのもありますね。

​もっちゃん

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正直、そこの分類はあまり意識していなかったです。今振り返ってみると、外資系を含めITコンサルを最初は見ていて徐々にSIerに移っていったというのが一番しっくりくる気がします。自分は現場よりのことがしたいと思っていたのでまずは現場に近い企業というのを見ていました。入社後、徐々にステップアップしていってSIerの働き方ができたらいいなと思っていました。

​ルーカス

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IT業界と一口にいっても、その性質は様々なんですね。見極めたうえで、志望企業を選択する必要がありそうです。

アンカー 6

Q3. 

入社後、どんなことに挑戦したいですか?

IT業界で春から就職が決まっている皆さんですが、入社後どんなことに挑戦したいですか?ビジョンを教えてください。

最初の質問でも言ったように成し遂げたいことは「日本企業のビジネス創出」です。その中でも「自由なビジネス」というところに注目しました。どんな場所にいてもどんな環境でもビジネスができる、てイメージですね。そのためには仮想化ネットワークが必要になると思っています。これをいろんな会社にパッケージとして販売していきたいです!

​かずな

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難しいですね、、(笑) 大きくいってしまうと、「いいシステムを作ること」に尽力したいです。私は「いいシステム」って使う人が一番使いやすいと思うシステムだと思うんですよ。これを作るためには現場に近い状態で仕事ができるとベストなのかな、と。現場の声を拾い上げて「便利さ」を追求出来たらいいなと思っています。

​もっちゃん

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英語が使えて、いろんな国の人が働いている企業で円滑に仕事できるスキルを得たいです。先ほども言ったように友達と起業した経験からコーディングなどの知識はある程度培うことができたんですけど、マネジメントや折衝などのあらゆるスキルはまだこれからだなと思ってます。また、世界を見たときに、日本のエンジニアって能力が他国と比べて劣るのに給料は高いといった特徴があるのを知って、この現状を変えたいとも思いましたね。

​ルーカス

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ありがとうございます!みなさん社会に対しての軸と自分のスキル向上など両面から考えられていたんですね!

アンカー 7

Q4. 

IT業界の選考で抑えておきたいポイントなどをお聞かせください。

IT業界は就活生からの人気が高く選考突破も難しかったのではないでしょうか。ITを受けていた皆さんだからこそ感じた、選考で抑えておきたいポイントなどをお聞かせください。

まず選考のフローが短く、選考が早いのが大きな特徴なんじゃいでしょうか。私が受けていたところも2回の面接で内定といったところが多かったです。面接内で見られるところとしては変化に対する意識とかですかね。やはり最新の技術を追いかける業界だからこそ、ずっと勉強していかなきゃいけないと思うんですよ。変化を楽しむ姿勢は大切だと思います!あとは、コミュニケーションスキルも意外と重視されるポイントですかね。IT業界ってデスクワークに思われがちですが、いろんな業界、人の要望に答えなければならないのでコミュニケーションが結構重要になってくるんじゃないでしょうか!

​かずな

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私が感じた大きな特徴は企業と関係を構築するのが少ないコストでできる、ということですかね。説明会や1dayインターンでも早期の選考につながるところがたくさんあるという事です。あとはかずなさんも言っていましたがやはり選考フローは短いし早いと思います。またESの内容としてはオーソドックスなものが多いのと、感情よりも論理の方が好まれるということですかね。突拍子もない質問も他の業界に比べたら全然少ないと思うので、想定質問など、考えられるだけ考えたほうがいいかもしれないです!

​もっちゃん

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僕はベンチャーとかも受けたりしていたので、選考が毎年違うところが多く、はっきりとしたアドバイスは難しくなっちゃうんですけど、もっちゃんも言っていたESの論理性とかは意識した方がいいかもです!内容というよりかはいかに読みやすく説得力があるかを意識した方がいいかもですね!あとは内定がもらえるタイミングが早いのでいろんな会社で経験を積んでおくとよさそうです!

​ルーカス

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ありがとうございます!変化が激しい時代だからこそのキャリア選択を皆さんされていますね。

アンカー 8

Q5. 

失敗談・やっておけばよかったことを教えてください。

また、23卒のIT志望就活生に向けたメッセージもお願いします。

こちらで最後の質問になります!
就活中の失敗談や、やっておけばよかったと思うことを教えてください。また、それを踏まえてIT志望の就活生へのメッセージをいただけると嬉しいです!

反省点としては自己分析をしてるようでしてなかったことですね。本選考にかぶるように焦ってやってしまったので、本選考に挑む前に終わらせておけばよかったと思っています。ただ、自己分析に終わりはないし、面接でしゃべっていく中で深堀されていくところもあるので、人に話すということも大切にしてほしいです。客観的な視点ってやっぱりとても大事になってくると思うのでぜひメンターを頼ってほしいです!

​かずな

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わたしは最初から自分に見切りをつけて、いわゆる「大手」を受けなかったんですよ。なので就活生の皆さんには「されど青学精神」を持ってほしいです。やらない後悔よりやる後悔だと思うので、とりあえず申し込んでみるとかでもいい気がします!

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​もっちゃん

メッセージメインになってしまうんですけど、就活しながらでも自分の趣味には没頭してみてください!趣味のある人って自分で情報収集して無意識に自発的な行動ができると思うんですよ。その趣味が思わぬ形で仕事とつながったりすることもあるので、就活に縛られず、自分のやりたいことを積極的に考えてみてほしいです!!

​ルーカス

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みなさん貴重なお話を本当にありがとうございました
IT志望のエンターさん達にとって何か得るものがあれば幸いです

アンカー 9
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