清水美帆が語る!

理系➪文系職種
~それってホントにやりたいこと?~
Q. 主に見ていた業界は?
A.最終的には、ITの中でもWEBを見てました。
就活を始めた当初は自分が所属している学科が化学生命科学科だったこともあり、製薬会社、化学メーカー、化粧品など学習していることと直結しているようなところを中心に見ていました。しかし、これらの業界に対しての志望理由が自分の中で「化学生命科学科だから」しか出てこなくて、本当に自分がやりたいことが何なのか深く考えるようになりましたね。また、研究職や技術職に就くなら大学院に行くべきだとも考えていました。
Q.やりがいという話が出てきましたがそれをもとに就活軸も決めていったんですか?
A.そうですね、先ほど「人とコミュニケーションをとること」がやりがいだったと話したんですけど、これは塾でチューターをした経験が大きかったように思います。人とコミュニケーションをとりながら共に成長していく、相手の課題解決をしてあげるということがとても楽しかったんです。その経験を一つの軸として「コンサル要素がある」というのを就活軸に据えました。そのほかにも、中学高校の部活動の経験から「チームで働ける」、就活を始めてから興味を持つことができた「UXデザインに関われる」というものも軸として企業を見ていきました。
Q.授業と就活との兼ね合いは
どうしてましたか?
A.理系ということもあり、3年後期でも授業はびっしりだったので結構大変ではありました。ただ、コロナ禍でオンライン授業がメインになっていたので時間の都合とかは対面よりも合わせやすかったと思います。自分は、授業は単位を取れる最低限の範囲でやればいいと思っていたので、行きたいインターンとかは参加するようにしていました。あとは学科の友達と協力するのもありだと思います!
Q.文系職を見るようになったきっかけとかはあったんですか?
A.やりがいを重視したことが大きかったですかね。
さっきも言ったように、メーカー、製薬会社などの志望理由がピンとこなかった際に、自分は何がやりたいのかを見つめなおすようになりました。その時に「人とコミュニケーションをとりながら課題解決をすること」というのが自分の中で大きなやりがいに感じました。理系に進んだというのは、たかが高校生の自分が選んだ選択の一つでしかなくて、それが将来を決める決め手になるかと言ったらそうではないと思ったんですよね。過去の選択よりも現在の選択を私は重要視したいと思いました。そこからは理系にとらわれる必要はないと考えるようになり、ITやコンサルなどを見るようになりました。
Q.面接の際に理系に関する質問は飛んできましたか?
A.はい、面接の入りは特に理系に関することを多く聞かれた印象があります。特に私は化学系の学科だったのでなぜWEB系を受けているのかという質問はほぼ100%の確率で聞かれました(笑) この質問に関しては「自分に問いただした結果」という言葉を使って、先ほど話したような「自分のやりがい」につなげる回答をしていましたね。そのほかにも、研究している内容だったり、大学で学んでいることは理系だと聞かれることが多いと思うので、内容を端的にまとめておく必要があると思います。
Q.就活を通しての
反省点とかありますか?
A.2つありますね。一つ目は面接対策を早い時期にやって実践積めばよかったということです。特に面接、GDは場数が大事だと思います。本命のところでいきなり一発本番だと本当に緊張すると思うのでその前に何度か練習を積んでおくといいんじゃないでしょうか!特にエンカレを利用している子は面接練習とかもしやすいと思うので、気軽に相談してみることをおすすめします!もう一つは、同じ境遇の人にもう少し話を聞いてみることですかね。理系で文系職種を見ている人が少なかったので、独断で判断するしかなかったんですよね。理系で院進学した人や理系職種に就いた人の話を聞いていたらもっと自分の選択肢を広げることができたんじゃないかなと思います。

優先順位を決めるのは一番最初に取り掛かってほしいなと思ってます!自分のバックグラウンド(理系学科にいる)を生かすのか、やりがいを追求するのかなど。そこの基準を設けることで企業も見やすくなるし、受けるところも必然的に決まってくるのかなと思います!あとは直感を信じることですかね!ただ、直感はすぐに忘れてしまうと思うのでその言語化を私はしていました!例えば企業の説明会を受けて、その時に感じたことをそのままノートに書いておくとか。そうすることで、後に振り返ったときに自分の感情の動きが可視化されて論理の飛躍が少なくなると思います!ぜひこれは実践してみてほしいです!

